中東の航空会社エティハド航空はオーストラリアへの増便を認められたが、連邦政府はエミレーツ航空による増便申請は却下した。 
  今週キャンベラで開催されたオーストラリアとアラブ首長国連邦との航空交渉で、エティハド航空はオーストラリアへ週7便の増便を認められ、来年も更に週7便の増便が可能となった。 しかし、エミレーツ航空が申請していた2011年まで週84便が認められている現在の運航枠の拡大は却下された。 エミレーツ航空は過去13年間に渡って運航枠を週3便から週70便に拡大してきた。 
  同社の広報担当は、「今回の交渉は形式的なものであって、エミレーツ航空としては来年2月に正式に増便の協議を行なう」と話した。 過去において中東の航空会社は、オーストラリアへの運航枠を維持するか拡大をして来た。 一方、カンタス航空や他の航空会社は、旅客需要の低迷で便数を削減している。 
  今回の交渉により、アブダビを拠点におくエティハド航空の運航枠が週28便から週42便になる。 同社は今後8年間に、長距離路線用のB777やB787(ドリームライナー)を含めた100機の航空機の受領を予定しており、旅客需要に合わせて増便が可能となる。 (Source: SMH, 12/02/10 "Etihad to expand flights here")